油圧警告灯(オイルランプ)が点いたときの対処と確認点

トラブル対処

赤い油圧警告灯(オイルランプ)が走行中に点いたら、安全な場所へ停めてエンジンを止めるのが基本です。 油圧が下がったまま走ると、エンジン内部の潤滑が不足して傷める恐れがあるためです。慌てず、手順どおりに確認すれば大丈夫です。

車のオイルランプが点灯したときの最初の対処

まず、ウインカーを出して周囲を確認し、路肩や駐車場など安全な場所に停車します。 急ブレーキや急ハンドルは、後続車との事故につながるためです。

  1. 安全な場所に停めてエンジンを止める
  2. ハザードランプを点け、高速道路では車外の安全な場所へ避難する
  3. 5〜10分ほどおいてオイルが落ち着くのを待つ
  4. オイル量を点検する

点灯したままエンジンをかけ続けたり、走り続けたりするのは避けてください。

オイルランプが点く主な原因

もっとも多い原因は、エンジンオイルの不足です。 油量が減ると、オイルを循環させる圧力を保てなくなるためです。ほかにも原因があります。

原因 目安・特徴
オイル量の不足 長期間の無交換、消費や漏れ
オイルの劣化 交換時期を大きく過ぎている
油圧スイッチ・センサーの故障 量が正常でも点灯する
オイルポンプやフィルターの不具合 整備工場での点検が必要
オイル漏れ 駐車場の床に油染みがある

オイル量の確認方法と足し方

平らな場所でエンジンを止めて数分待ち、レベルゲージで量を確認します。 傾いた場所や停止直後は、正しい量が測れないためです。

  1. ボンネットを開け、レベルゲージを抜いて布で拭く
  2. 奥まで差し込み、もう一度抜く
  3. 先端のFとL(上限と下限)の間にあるか見る

下限付近や下限を下回っていれば、車に指定されたオイルを少しずつ足します。 入れすぎも不具合の原因になるため、規定量の範囲内にとどめましょう。指定の粘度は取扱説明書で確認できます。

走行をやめて相談すべき目安

オイルを適量にしても点灯が続く場合は、自走せずロードサービスや販売店に連絡してください。 原因が量以外にあり、走行で故障が悪化するおそれがあるためです。

状況 対応の目安
量が正常でも点灯したまま 走行を中止し、レッカーを依頼
エンジンから異音がする 直ちに停止し、販売店へ相談
焦げた臭いや白煙がある 走行を中止し、専門業者へ
車の下にオイルが垂れている 走行せず点検を依頼
補充後に消えて再発しない 数日様子を見て、念のため点検

撤退の目安は「量を足しても消えない」「異音や煙がある」のどちらかです。 無理に近くの店まで走ろうとせず、レッカーを使うほうが結果的に安心です。ロードサービスは加入中の保険や会員サービスの内容を確認しましょう。

予防のためにできること

月に1回程度のオイル量チェックと、定期的なオイル交換が最も確実な予防です。 量の減りや劣化に早く気づけるためです。交換の目安は車種や使い方で異なるので、取扱説明書の指定を基準にしてください。短距離走行が多い、山道や高速を多用するなどの場合は、早めの交換も検討しましょう。

よくある質問

オイルランプが一瞬だけ点いてすぐ消えた場合は問題ありませんか?
エンジン始動直後の数秒だけ点灯して消えるのは正常な動作です。走行中にちらついたり、アイドリングで点いたり消えたりする場合は、オイル量不足や油圧の低下が疑われます。早めにオイル量を点検し、量が正常でも再発するなら販売店や整備工場で点検を受けてください。
オイルを足したらランプは消えましたが、そのまま乗って大丈夫ですか?
量不足が原因でランプが消えたなら、すぐ重大な状態とは限りません。ただ、なぜ減ったのかが気になります。漏れや燃焼による消費の可能性があるため、数日は駐車場の床の汚れやオイル量をこまめに確認し、減りが早ければ整備工場で点検を受けましょう。
オイルランプとオイル交換時期のお知らせは同じものですか?
別のものです。赤い油圧警告灯は、油圧が下がっている異常を知らせます。一方、オイル交換時期を知らせる表示は、車種により黄色や文字表示などで出る整備のお知らせです。表示の色や形は車種で異なるため、取扱説明書で確認してください。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。車種によって仕様や手順が異なるため、必ずお乗りの車の取扱説明書をご確認ください。作業に不安がある場合や安全に関わる不具合は、無理をせずディーラー・整備工場・ロードサービスにご相談ください。
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